巨人・阿部監督 執念継投 中川&大勢&マルティネス連投 本拠地開催へ3連投示唆「何とか2位を死守したい」

 「巨人3-1広島」(20日、東京ドーム)

 気迫の集中打、執念の継投-。巨人が意地の連勝でCS進出を決めた。まずは二回、岡本が左翼へ2戦連発の14号ソロを放ち試合を動かす。同点とされた直後の四回2死満塁ではリチャードが押し出し死球を受けてガッツポーズを見せると、続く浦田が中前適時打を放ち2点を勝ち越した。

 阿部慎之助監督も「あと一本がなかなか出なかったが、リチャードも死球だけど立派な打点。浦田もよく打ってくれた」と称賛した中盤の集中打。そして、指揮官は次を見据えての継投に打って出た。

 七回は連投の中川を投入したが、先頭の小園を打ち取ったところで船迫に交代。「何とか2位を死守したい。明日もあるので、3連投するために代わってくれと言った」と細かい継投を決断した。

 大勢、マルティネスも2連投になったが「チームのために頑張ってくれればうれしい」と、21日・中日戦での3連投を示唆だ。「ファンも(CSを)東京ドームでやることを望んでいる。期待に応えられるように最後までやりたい」と阿部監督。1差の2位・DeNAを捉えるため、残り7試合を総力戦で勝ちにいく。

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