埼玉大会でまた波乱 花咲徳栄がサヨナラ負けで4回戦敗退 サヨナラ満塁被弾で泣き崩れる選手も 2年連続夏の甲子園逃す 昌平が昨夏決勝のリベンジ

 花咲徳栄ベンチ
 ネクストバッターズサークルで戦況を見守る花咲徳栄・田島
2枚

 「高校野球埼玉大会・4回戦、昌平5-1花咲徳栄」(19日、越谷市民球場)

 昨夏代表の花咲徳栄が4回戦で昌平に延長タイブレークの末、サヨナラで敗れて2年連続となる夏の甲子園出場を逃した。

 花咲徳栄は初回に2四死球で1死満塁とピンチを広げ、失策で先制点を献上。打線は反撃したかったが、六回に1死二、三塁の好機をつくるも無得点に終わった。八回も先頭打者を出塁させたが、次打者が一直併殺に倒れ好機をつぶした。

 それでも九回、2死から敵失と二盗で得点圏に走者を進むと、代打・酒井が中前にポトリと落ちるタイムリーを放ち、土壇場で試合を振り出しに戻した。だが延長タイブレークに入った十回表は先頭がスリーバントに空振りし、飛び出した二塁走者が捕手の送球でタッチアウトになるなど無得点。その裏、1死満塁から昌平・諏江武尊内野手にサヨナラ満塁弾を浴びた。グラウンドで泣き崩れる選手もいた。

 昌平とは昨夏の埼玉大会決勝でも対戦。花咲徳栄が乱打戦を制して甲子園の切符をつかんでいた。リベンジを果たした諏江は高校通算4本塁目だったといい「二塁塁審が手を回しているのが見えてホームランと分かった」と振り返った。

 今夏の埼玉大会では名門の浦和学院が滑川総合に敗れて3回戦で姿を消した。近年の埼玉をけん引してきた2校が大会序盤で姿を消す大波乱の大会となっている。センバツ4強の浦和実は滑川総合に快勝して5回戦へ駒を進めた。

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