ヤクルトが両リーグ最速で50敗 借金は今季ワーストタイ26 九回反撃も届かず
「阪神2-1ヤクルト」(13日、甲子園球場)
ヤクルトが阪神に連敗を喫した。両リーグ最速で50敗に到達し、借金は今季ワーストタイの26。先発のアビラが6回2失点の粘投を見せたが、打線が助っ人右腕を援護できなかった。助っ人は6敗目(2勝)と負けが先行する。
試合は先発・アビラが気迫を前面に粘りの投球を見せた。四回、近本、中野に連打を浴び、無死一、二塁のピンチを背負う。森下を空振り三振に斬ったが、4番・佐藤輝を四球で歩かせ満塁。それでも続く大山には粘られながら、遊ゴロ併殺に抑えてピンチを脱した。
グラウンド上で何度もガッツポーズを見せ、続く五回も1死一、三塁のピンチでは、伊藤将のスクイズで三走・小幡を本塁でタッチアウトにした。再び激しく雄たけびを上げるなど、気迫の投球でナインを鼓舞。必死に勝利を目指したが、続く六回、無死一塁で佐藤輝に先制2ランを浴びた。2-2からの6球目、チェンジアップが少しだけ高く浮いた。
一方、打線は阪神の先発・伊藤将を前に苦戦。四回、2死からオスナ、山田の連打で得点圏に走者を進めたが、増田が一飛に倒れあと1本がでなかった。九回は山田の適時二塁打で1点差に迫り、なお1死二、三塁。増田の右飛で武岡が本塁生還を狙ったが、右翼手・森下の好返球で同点を阻止された。




