「西武２－１楽天」（１日、ベルーナドーム）

　楽天が痛恨のサヨナラ負けで３連敗。十回、中継プレーで痛恨のミスが飛びだし、決勝点を奪われた。

　十回は無死二塁。平沼の右前打を処理した右翼手・小郷が本塁送球のカットに入った一塁手・阿部に悪送球。二走・仲田は三塁でストップしたが、阿部のはじいたボールが三塁ベンチ前へ転がっている間に生還した。本塁ベース後方にカバーへ入っていた藤平も目を切っており、処理できなかった。

　西武の先発・与座の前に手も足も出なかった。６回までの中で出塁に成功したのは初回に浅村が四球を見極めた場面と、五回に小郷が一塁強襲の内野安打でチーム初安打を放った場面。小郷は即座に二盗に成功し、得点圏まで進んだが、続く堀内が続けなかった。

　２番手・甲斐野からは１死から鈴木大が中前打を放ち、代走・小森が盗塁に成功。また暴投の間に三塁まで進んで、１死三塁の絶好機を作るが、渡辺佳が空振り三振、村林が中飛に倒れて無得点だった。

　９連戦中ではあるが、三木監督は不安定だった先発・滝中を２回で降ろす決断。３回から早期継投を余儀なくされたが、松井が踏ん張り、加治屋も続いた。また六回には則本が上がり、球場は大きなどよめきが起こったが、１死満塁のピンチを無失点で防いで仕事を果たした。

　九回に同点に追いついたが、リードは奪えず。力投の投手陣だったが、最後は７番手・藤平が力尽きた。