「中日－阪神」（３０日、バンテリンドーム）

　中日が九回２死満塁のサヨナラ好機を逃した。山本が投前にセーフティーバントを敢行したが、無念の失敗。野球ファンの議論を呼んだ。

　同点の九回、先頭の細川が安打で出塁すると、犠打で二塁へ送った。木下は申告敬遠で歩かされ、ロドリゲスは一打サヨナラのチャンスでセーフティーバント。アウトとなり、犠打で走者を送る形になった。

　さらに岡林は四球で歩き２死満塁。ここで山本に劇打の期待がかかったが、セーフティーバントを敢行。投前に転がり、桐敷がホームへ送球してサヨナラの好機を逸してしまった。

　九回のアウトはすべてバントで奪われたもの。Ｘでは中日、阪神ファンだけでなく他球団ファンを巻き込んで注目を集めるワンシーンに。「どういう意図なんだろう」「１イニング３バントって何だ？」「同点九回裏二死満塁でバント。セーフティ？生まれて初めて見た」「何か意図のあったバントなのか…戦略が読めなくてなんか怖いよ…」といったつぶやきが集まり、関連ワードが多数トレンド入りする事態となった。