DeNA 611日ぶり白星のバウアー 来日最多129球の熱投も「九回も行きたかった」8回1失点で復帰星「ようやく初勝利を」

 帽子を取りあいさつをするバウアー(撮影・佐々木彰尚)
 7回の投球を終え、声援に応えながらベンチに戻るバウアー。捕手松尾
 今季初勝利を挙げてテレビの向こうのファンにタッチをするバウアー(撮影・佐々木彰尚)
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 「DeNA2-1広島」(27日、横浜スタジアム)

 DeNAのトレバー・バウアー投手が先発し8回1失点で2年ぶり、611日ぶりとなるNPB勝利を手にした。お立ち台では「九回も行きたかった」と率直な胸の内をあかした。

 初回、1死一、三塁のピンチを招くと、重盗を仕掛けられる間に先制を許してしまった。それでも気持ちを切り替えて最少失点でしのぐと、二回以降は圧巻の投球。広島打線をパーフェクトに封じ、五回は3者連続三振を奪って勝利投手の権利を引き寄せた。

 六回も先頭をきっちり仕留めて打者13人連続アウトに。続く羽月は粘られた末に四球で歩かせてしまったが、2死三塁のピンチで末包を中飛に仕留めてスコアボードにゼロをともすとガッツポーズを見せた。

 球数が100球に迫っていた中、七回も続投。しっかりと3人で打ち取り、八回1死三塁のピンチも「絶対に走者をかえしたくない」と連続三振で切り抜け雄たけびをあげた。本拠地は盛大なバウアーコールに包まれ、来日最多となる129球の熱投はファンの心をつかんだ。

 お立ち台では「九回も行きたかった」と明かしつつ、「伊勢選手が締めてくれて感謝しています」と語った。「ようやく初勝利を手に入れることができた。これからもみなさんの前で勝ちを積み上げたい」と力を込めた。

 バウアーは1軍復帰後、16日の巨人戦で5回5失点KOされると、22日の阪神戦でも7回4失点で敗戦投手に。自身の連敗を3で止めた。

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