「ヤクルト４－６巨人」（１９日、神宮球場）

　ヤクルトが逆転負けで今季ワーストの５連敗。ヤクルトの５連敗は昨年９月以来。今季開幕からの巨人戦の連敗も５となった。

　停滞を打破するためにベンチが動いた。今季初めてサンタナを２番、投手を８番に入れるなど打線にメスを入れて臨んだ。新オーダーが二回に、はまった。４番・オスナの今季１号となる左中間へのソロで先制点をもぎ取った。なおも２死三塁の好機を迎える。ここで「８番・投手」として先発した左腕・山野が右中間に適時二塁打を放って２点目を奪った。

　２－０の五回には、２死一、三塁から山田の中前適時打で１点を追加した。

　先発した山野は６回を７安打２失点と力投し、今季初白星の権利を持ってマウンドを降りた。３－２の七回に守備が乱れた。２死一、二塁のピンチ。若林のライナー性の打球を追った左翼・サンタナは背走しながら捕球したように見えたが、その直後にグラブからポロリとこぼれた。ボールが外野を転々とし、２失点を喫して逆転を許した。高津監督はリクエストを要求したが、判定は覆らなかった。

　八回には４番手のバウマンが甲斐に２号ソロを被弾。九回にも５番手の矢崎が追加点を奪われた。