智弁和歌山が決勝進出 4番・福元4安打 「自分のバッティングを崩さず」変則左腕・石戸攻略の手本に

 「選抜高校野球・準決勝、智弁和歌山5-0浦和実」(28日、甲子園球場)

 重圧を振り払い、智弁和歌山・福元聖矢外野手(3年)が決勝への扉を開いた。バットに名門の主砲としてのプライドを宿し、聖地に快音を響かせた。

 「自分のバッティングを崩さずにいこうと思いました。集中したのが結果につながりました」

 初回1死二、三塁。浦和実でここまで18イニング無失点だった変則左腕・石戸の高め直球を振り抜き、先制の右前適時打を放った。三回無死二塁でも左前打で追加点を演出するなど4打数4安打1打点と大暴れ。「リリースポイントと下半身を見て打席に立った」と石戸の独特なファームに惑わされることなく、自らのスイングを貫いた。

 智弁和歌山の4番。全国に強打で名をとどろかせる名門の“顔”であり、その座には大いなる重圧が伴う。「言葉では表せないくらいのプレッシャーがあります。自分が先頭に立ってこうやっていくべきだと示していかないといけない」。石戸攻略のお手本を示すように甘い球を仕留めた先制打は、主砲の意地を体現した一打となった。

 27日の前日練習では石戸のフォームをまねて打撃投手を務めた中谷仁監督(45)を打ち込んで対策。「2箱、200球くらい。足がパンパンです」と一肌脱いだ指揮官にナインは12安打5得点で応えた。決勝の相手は横浜となり「強いのはわかっている。自分たちの野球を最後まで貫きたい」と福元。4試合で計56安打27得点の強力打線で昨秋神宮王者に襲いかかる。

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