大勝で初戦突破の敦賀気比 先発・五十子(いがっこ)の7回無失点9奪三振好投光る 昨秋右肘疲労骨折も「もう大丈夫です」

 先発し、力投する敦賀気比・五十子(撮影・北村雅宏)
 力投する先発の敦賀気比・五十子李壱(撮影・西田忠信)
 1回、ピンチを脱し、ほえる敦賀気比・五十子(撮影・北村雅宏)
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 「選抜高校野球・1回戦、敦賀気比15-0滋賀短大付」(19日、甲子園球場)

 敦賀気比の大勝発進を演出したのが先発した五十子(いがっこ)李壱投手(2年)だ。立ち上がりこそ2安打を許しピンチを招いたが、初回のアウトはすべて三振。その後も東哲平監督(44)の「ギリギリは狙わなくて言い。落ち着いて変化球をうまく使え」というアドバイスもあって「相手に合わない配球」を織り交ぜつつ、無失点投球を続けた。

 結局7回を毎回の9奪三振、無失点という快投となった。昨年秋の明治神宮大会初戦(準々決勝、対沖縄尚学)で2番手として登板した際に右肘の肘頭骨を疲労骨折。先月、投げ始めとなったが「もう、大丈夫です」と五十子。センバツ9年ぶり勝利の立役者がクレバーな配球を武器に、次戦以降も大きな力となる。

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