中日・大野 さすが5回完全 開幕ローテ入りへ「もっと内容を求めていきたい」
「オープン戦、中日3-2オリックス」(12日、バンテリンドーム)
アウトを積み重ねるうちに、スタンドの声援はだんだんと大きくなっていった。先発の中日・大野が今季初の本拠地登板で5回を完全投球。開幕ローテ入りへ猛アピールした。
初回はテンポよく10球で終え、三回はわずか5球でピシャリ。直球は140キロ台前半ながらフォーク、ツーシームなどを交え、オリックス打線を打たせて取った。
奪三振こそなかったものの飛球が9個、内野ゴロが6個で15個のアウトを重ね、52球の省エネ投球だった。それでも「結果はゼロで抑えられたのは良かったけど、逆球が多すぎた。たまたまの部分もあるので、もっと内容を求めていきたい」と冷静に分析した。
開幕まで約2週間。「生き残れるようにやっていきたい」。経験豊富な左腕が開幕ローテ入りをグッと引き寄せた。