ロッテ・中森“新スラ”テス投 横に曲がるホップ成分のある球 11日・紅白戦“開幕投手”へ気合
「ロッテ春季キャンプ」(9日、石垣島)
ロッテ・中森俊介投手(22)がブルペンで29球を投げ、新球種の改良型スライダーをテスト。「練習しています。バッターに投げてどういう感じかなと」と打者相手にテストする考えだ。
持ち球にスライダーはあるが、斜めに曲がり落ちるもの。改良型は真横に曲げる変化を求める。「カーブの速いバージョンみたいな感じだったんで、横に曲がるホップ成分のあるスライダーを投げたかった」と話した。
建山投手コーチは「斜めと横と使い分けられたら武器になる」と新スライダーを評価。さらに「真っすぐの強さは去年に比べたら出ている。数段良くなってます」と成長に太鼓判を押した。
11日の初の紅白戦では、実戦“開幕投手”として2回を投げる。「基本、真っすぐでいきたい」と話すが新スライダーも投げる予定。「強い真っすぐでカウント整えて、最後落ち球、曲がり球で勝負できるか」と思い浮かべる。段階を踏んで開幕ローテ入りを目指す。