常総学院サヨナラ!15年ぶり決勝進出 あわやコールド負けから一転、丸山が執念V打「最後まで諦めずに戦おうと」

 「春季高校野球関東大会・準決勝、常総学院9-8東海大菅生」(25日、上毛新聞敷島球場)

 春季関東大会の準決勝が2試合行われた。センバツ出場校の常総学院が東海大菅生に逆転サヨナラ勝利で2009年以来15年ぶりとなる決勝進出。白鷗大足利は、今季公式戦で10戦連続本塁打(計16発)という猛打の帝京を1失点に抑え、初めて決勝へ駒を進めた。

 白球が左翼手の頭上を越えると、どよめきが歓声に変わった。常総学院が執念の逆転勝利。最後は1番打者の丸山隼人内野手(3年)が決めた。

 「最後まで諦めずに戦おうとやっていました」

 チームは序盤、攻守にミスが出るなど苦しい展開。七回に6点差となり、あと1失点でコールド負けという崖っぷちに立たされると、島田直也監督(54)からゲキが飛んだ。「意地を見せろ」-。すると、八回に3本の適時打などで4得点。九回に加藤太一捕手(3年)の2点適時打でついに同点に追いついた。

 なおも2死一、二塁で、丸山は直球を捉え左越えのサヨナラ打をマーク。「勝って反省できるので次につながる」とうなずいた。「センバツはチャンスで打てず悔しい思いをした。チームを勢いづける1番打者になりたい」。関東の頂点をつかみ、勝負の夏へ弾みをつける。

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