ヤクルト・奥川がいきなり最速149キロ! 新スライダーで細川を三振 2年ぶり1軍登板で2安打無失点 右肘痛から復帰

 力投する奧川(撮影・金田祐二)
 2回、ピンチを切り抜け笑顔の奧川(撮影・金田祐二)
 力投する奧川(撮影・金田祐二)
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 「練習試合、ヤクルト-中日」(18日、ANA BALL PARK浦添)

 右肘痛からの復活を目指すヤクルトの奥川恭伸投手が、今季初実戦で先発し、2回を投げ、2安打無失点に抑えた。計28球で最速は球場表示で149キロを計測した。

 奥川は一回から140キロ台後半の球速をマークし、新外国人、3番ディカーソンに対して149キロを計測。初回を三者凡退に抑えた。

 二回は4番・細川を空振り三振。5番・カリステを三ゴロと、ともに変化球で抑えた。6番・福永に左前打、7番・三好に中前打を許したが、8番・ロドリゲスは三ゴロに打ち取り、笑顔でマウンドを降りた。

 マスクは星稜高の1学年下の後輩、内山壮真捕手がかぶり、昨秋の練習試合以来となる星稜バッテリーが実現。村上、小川、高橋らも試合を見守った。また、この日は観客席が満席となったため、外野席も開放。アウトを取るごとに観客からは大きな拍手がわき起こった。

 奥川は登板後、「久しぶりの実戦なので緊張もしたが、打者との対戦も楽しかった」と笑顔。「いろんな球を使い、ストライクゾーンに投げて、打者の反応など実戦感覚をしっかりつかもうと思った。新しいスライダーも練習してきて、打者がどういう反応するか見たかった」と振り返った。「曲がりを大きくするイメージ」という新スライダーは特に多投し、三振に斬った細川への決め球もそうだったという。

 また、走者を得点圏に背負「まずはしっかり抑えられた。走者が出てからの投球がしっかりできたのですごくよかった」と自身に及第点。「ボールの精度や球威などをしっかりやっていきたい」と上を見据えた。

 奥川の1軍登板は22年3月29日の巨人戦以来、2年ぶり。打者に対して投げるのは昨年11月11日、愛媛県松山市で行われた秋季キャンプ期間中の四国・愛媛との練習試合以来となった。今キャンプでは開幕を見据え、順調に練習を積んできた。

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