DeNAドラ1・度会に初カミナリ!?予備のバットを持っておらずコーチから一喝「すみませーん!」

 フリー打撃で柵越えを連発する度会(撮影・伊藤笙子)
 バットを1本だけ持って打撃練習へ向かう度会(撮影・伊藤笙子)
 打撃練習へ向かう牧(撮影・伊藤笙子)
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 「DeNA春季キャンプ」(4日、宜野湾)

 DeNAのドラフト1位・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=が、第1クール最終日、“初カミナリ”を浴びた。フリー打撃でバットが折れたが、ケージに予備を持ってきておらず、石井チーフ打撃コーチ(53)から「用意しとけよ!」と一喝された。

 「すみませーん!」。度会は新しいバットを取りに戻ったが、再びグラウンドに現れた時も手にしていたバットは1本のみ。三浦監督は「あれが折れたらどうするのかな、というところもルーキー。それも勉強。あの中断の時間がもったいない」と苦笑交じりにたしなめた。

 ちなみに主将の牧は常に2本をケージに常備。度会は「いつも1本で打ってることが多い。勉強です」と頭をかいた。

 実力はお墨付きだ。この日も、左腕投手からの内角高めの球を叩き、右越えに4本のアーチ。「インハイのさばき方は吉田正尚選手を見たりして勉強させてもらっている」と真面目に話した。

 初のキャンプ。「体的にもけっこうクタクタです」と笑顔の裏で、身体の疲労と闘っている。右の手のひらには大きなマメ。伸びた髪の毛に「気にしている暇はない。練習、練習、練習です」と泥くさい一面も持つ。そんなルーキーが、打つ、走る、守る以外のプロの環境に順応しながら成長を遂げていく。

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