日本ハム新庄監督 球速マシマシ表示にNO 「嫌なんですよ」速攻修理依頼で“普通盛り”注文

 1回、電光掲示板を指さす新庄監督
 1回、2番打者・五十幡の時にアピールする新庄監督(撮影・佐々木彰尚)
 問題の電光掲示板
3枚

 「日本ハム紅白戦、紅組2-0白組」(3日、タピックスタジアム名護)

 電光掲示板に異変が起こったのは紅白戦の初回だった。白組先発の日本ハム・金村が最速152キロの直球主体に先頭から2者を打ち取った直後。3番・石井を迎えての投球時以降、球速が一切表示されなくなった。

 日本ハム・新庄剛志監督(52)は「スピードガンが5キロ増し(の表示)になってたから。消したんですよ。去年から直してって言ってんのに」と消えた球速表示の種明かし。昨年もポンセが160キロを記録するなど、球速マシマシで表示される傾向にあった。

 「バッターって、それ必要なんですよ。パッと見送って今何キロ?って。ガンと相談しながら打席でやるから。ピッチャーも確認したいだろうしね」。5キロの誤差が、打者にも投手にも感覚のズレを生じさせる可能性を懸念した。

 マシマシ表示のとばっちりを受けたのは金村だ。試合後にローテを争う紅組先発・根本から「あれ(152キロの表示)、そんなに出ていないから」といじられた。普段は仲良し。それでも「ちょっとイラっとしたんすけど」と苦笑いする。この日の実測値で最速は148キロだった。

 12球団最速の実戦を終えて、新庄監督は「動きとしてはいいんじゃないですか」と合格点。それでも球速表示には不満顔。「明日、速攻で修理してもらう。そういうとこちゃんとしておかないと嫌なんですよ」とマシマシから普通盛りに戻すように注文した。

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