楽天 石井監督の退任を正式発表 来季シニアアドバイザーに就任 後任は今江、渡辺コーチら有力
楽天は12日、石井一久監督(50)が契約満了に伴い、退任すると発表した。オンラインで取材に応じた森井誠之球団社長(49)は、後任監督候補についても言及した。
森井社長は内部、外部問わず候補がいると現状を説明。ただその上で「2軍育成と1軍の風通しの良さを重視したい。1軍と2軍の連携が必要だと思っているので、コミュニケーションを取れるのが一番」と求める人物像を語った。そこで考えられるのが内部昇格となるが、今季ヘッド格としてチームを支えていた、佐竹学1軍野手総合兼外野守備走塁コーチがこの日、本人の申し出で退団した。
そのため、候補としては今季途中から配置転換で1軍へ上がってきた今江1軍打撃コーチや、球団生え抜きで20年からコーチを務める、渡辺直人1軍内野守備走塁兼打撃コーチ補佐らが挙がる。
来季から取締役シニアアドバイザーに就任することも発表された石井前監督は「契約期間の中でチームビジョンを明確にできなかった」と退任理由を説明。ただ森井社長は「5年間礎を作ってもらった石井さんに、アドバイスを求めていきたい」と後任人事にも相談する考えだ。
17日からは秋季練習が始まる。「時間がないので、今週勝負」と森井社長。急ピッチで新体制を整えていく。