西宮甲山・清水次郎監督は初陣飾れず コールド敗退も感謝の涙「よく頑張った」

 「高校野球兵庫大会・1回戦、洲本10-0西宮甲山」(2日、高砂市野球場)

 兵庫大会が2日、明石トーカロなどで開幕し、1回戦13試合が行われた。元朝日放送テレビ(ABC)のアナウンサーの西宮甲山・清水次郎監督(51)は、夏初陣で監督として公式戦初勝利を目指したが、洲本に五回コールド負け。初戦で姿を消した。

 試合後は涙があふれた。「選手たちは持っている力を出してくれました」。四回に打者一巡の猛攻を浴びるなど苦しい展開も、指導方針である「勝つイメージを大事に」を忘れず、最後まで選手に声をかけ続けた。

 昨年の秋に西宮甲山の監督に就任。3年生は清水監督が3人目の監督だった。「やりにくかったと思う。よく頑張ったと言ってあげたい」。最上級生への感謝を口にしながら、この日一番の大粒の涙を流した。

 ◆清水 次郎(しみず・じろう)1971年10月12日生まれ。51歳。東京都出身。早大卒業後、1994年に朝日放送に入社。2016年に教員免許を取得し、同6月に朝日放送を退社。17年4月から西宮今津に着任し、同校野球部顧問に就任。翌年の兵庫大会で顧問として夏初勝利。21年4月から西宮甲山に赴任し、昨年10月からは同校野球部の監督。

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