履正社が七回コールドの快勝 エース・増田が投打の活躍で悲願の甲子園に前進
「秋季高校野球近畿大会・1回戦、履正社10-2瀬田工」(23日、紀三井寺公園野球場)
履正社(大阪2位)が瀬田工(滋賀2位)に七回コールドと快勝し、準々決勝進出を決めた。エース左腕・増田壮投手(2年)が投打の活躍。6回を投げて2安打無失点の好投&3ランと奮闘し、勝利に貢献した。3年ぶりとなるセンバツ出場へ、次戦は報徳学園(兵庫1位)と箕面学園(大阪3位)の勝者と対戦する。
立ち上がりから安定感は抜群だった。初回、先頭打者を味方の失策で出塁させたものの、後続を抑えて無失点。その後もスコアボードに「0」を刻んでいった。「デットボールが当たって背中に違和感はあったんですけど。その中で力入れるところ入れて、抜くところは抜いて。うまくピッチングができた」と納得の内容となった。
目指すは悲願の甲子園出場。今大会は、来春のセンバツ出場校を決めるための重要な参考資料となるだけに力が入る。増田は「お兄ちゃんも野球をやっていて、お姉ちゃんも(野球部の)マネジャーをやっていた。両方が(甲子園に)行けなかった夢というのを僕が家族で1番下なので、両親に恩返しという形で甲子園に出場して喜んでもらいたい」と意気込んだ。