徳島商が逆転で県4強 最速147キロエースの森煌誠が3失点完投

 「秋季高校野球徳島大会・準々決勝、徳島商7-3阿南光」(8日、オロナミンC球場)

 徳島商が終盤八回に5点を奪って逆転勝ちし、4強に進出した。

 試合を決めたのは1年生の一振りだ。1点を追う八回2死二塁、4番・森煌誠投手(2年)が申告敬遠で歩かされ、打席には吉田大馳内野手(1年)が入った。「(敬遠で)気持ちが入った」という吉田は、低めの直球を左中間へ。逆転の2点適時二塁打を放ち「自分が打たなかったら負けると思った。打てて良かった」と安どの表情を浮かべた。1年生ながら夏もレギュラーとして出場。森影浩章監督(59)が「淡々と我慢強くプレーできる」と期待をかける吉田が結果を出した。

 投げては最速147キロのエース・森煌が9回8安打3失点。走者は出しながらも粘り強く投げ続け大量点は許さなかった。この日の最速は145キロで終盤も球速は落ちず。「先制を許さず、ストレートで空振りを取れるようになりたい」と、四国大会進出のかかる準決勝へ目線を向けた。

 徳島県内屈指ともいえるタレントぞろいだった前チームと比べ、森影監督が「まだまだです」と評する新チーム。森煌を中心にまずは守りからリズムを作る。「秋の目標はセンバツ出場です」と言い切った森煌。先輩たちの届かなかった甲子園をつかみ取ってみせる。

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