楽天・田中将が清宮を151キロ三振斬り「あの1球で投球フォームかみ合った」

 5回まで無失点で投げきり、ナインとタッチをかわしながらベンチに戻る田中将(撮影・高石航平)
 5回、今川を空振り三振に仕留めほえる田中将(撮影・高石航平)
 4回、空振り三振に倒れる清宮(撮影・高石航平)
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 「楽天7-0日本ハム」(30日、楽天生命パーク宮城)

 楽天・田中将大投手はピンチの連続も粘りの投球で7回無失点。味方の援護もあり6勝目を挙げた。

 「手応えは正直なかった。イマイチだった」と本調子ではなかったものの、簡単に崩れないのが真骨頂。ボール先行でカウントを悪くしても、うまく打たせて取った。

 中盤はピンチの場面だったが粘り強かった。四回、2死一、三塁とこの試合初めて得点圏に走者を背負ったが、清宮をこの日最速151キロの直球で空振り三振に仕留めた。

 「自分にとってあの一球で投球フォームがかみ合った」。清宮から奪った三振で感覚をつかむと、その後のピンチも乗り越え七回までゼロを並べた。

 後半戦最初の登板で白星をつかんだ右腕。「なかなかチームが波に乗れない時期が続いてますけど、絶対に優勝したいんで、チーム一丸となって頑張っていきます」と力を込めた。

 試合後、新型コロナ陽性者との接触があったため自主隔離となっていた石井一久監督の陽性が確定。頂点へ向け正念場は続くが、大黒柱がチームを引っ張っていく。

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