センバツ開幕 倉敷工の主将が選手宣誓「甲子園という舞台に立てることに感謝」

 「選抜高校野球・開会式」(19日、甲子園球場)

 第94回大会が開幕した。18日に開幕予定だったが、悪天候のため1日順延。開会式は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため簡素化され、大会第1日に試合を行う6校のみが参加となったが、行進の途中では残り26校が事前グラウンドで事前に収録した行進の映像がビジョンに映し出された。

 選手宣誓は倉敷工(岡山)の主将・福島貫太外野手(3年)が務めた。コロナ禍での大会開催、支えてくれる周囲の人々への感謝を述べ、全力プレーを誓った。

 選手宣誓は以下の通り。

「宣誓。

 夢と志が人生を作る。当たり前だった日常が失われて3年が経ちます。

 今なお、世界中でパンデミックが起こり、多くの人たちが苦しみや困難に立ち向かっています。それでも、私たちは一歩ずつ歩んできました。

 甲子園に立つまでにたくさんの方々に支えられてもらいました。今、野球ができているのもその人たちのおかげです。

 聖地、甲子園という舞台に立てることに感謝します。大好きな野球ができることに感謝します。そして、私たちの最大の理解者、応援してくれている家族に感謝します。ありがとう。

 夢や志を持ち続け、これからの未来に向かって1日、1分、1秒を大切に歩んでいきます。

 ファイティングスピリット、フレンドシップ、フェアプレー。甲子園に立つ喜びを胸に最後まで諦めることなく正々堂々とプレーすることを誓います」

 令和4年3月19日

岡山県立倉敷工業高等学校硬式野球部主将 福島貫太(ふくしま・かんた)

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