「オープン戦、阪神３－１楽天」（６日、甲子園球場）

　憧れの舞台で躍動した。楽天ドラフト５位・松井友飛投手（２２）＝金沢学院大＝は、最速で１５３キロを記録するなど１回無失点。「しっかりバッターに向かっていって勝負できた」と納得の表情で振り返った。実戦４試合連続で無失点と、開幕１軍へ猛アピールの好投となった。

　五回に登板すると、先頭の熊谷を１２５キロのカーブで三ゴロに抑える。続く島田には内角１５２キロの直球でバットをへし折って二ゴロに。緩急自在の投球で、３人で終えた。

　初めてとなる甲子園に「僕が高校の時は無縁だったので、こうしてプロの舞台に立って投げられて感動してます」と笑顔。石井監督も「アピールをしてくれている」と賛辞を送り開幕１軍にまた一歩前進した。

　◆松井　友飛（まつい・ともたか）１９９９年１０月１１日生まれ、２２歳。石川県出身。１９０センチ、８７キロ。右投げ右打ち。投手。穴水、金沢学院大を経て２１年度ドラフト５位で楽天入団。１５０超の直球とカーブ、スライダー、カットボール、チェンジアップといった多彩な変化球が武器。