ヤクルト・宮台がシート打撃初登板 監督は対左変化球習得を期待 生き残りへ「大きな道に」
「ヤクルト春季キャンプ」(16日、浦添)
宮台康平投手(26)がシート打撃に今季初登板した。打者6人に対して、被安打は0、1四球2奪三振だった。
まずは武岡を三邪飛に打ち取ると、塩見を右飛。ドラフト2位の丸山和(明大)を空振り三振に斬って取ると、宮本の好機を想定した場面での犠打を処理し、最後は内山壮に四球を許した。
最速は142キロを計測し、一塁へのけん制でもアウトを奪ってみせた。宮台は「自分のブルペンでやってきたことがある程度は形になったので、よかったかなと思います。課題としてはスライダー系のボールですね。変化球をしっかりもう少し精度よく使いたい」と振り返った。
見守った高津監督や投手コーチからは「実戦になってくるので、クイックモーションであったりとか、投げるタイミングっていうのはもっと考えていった方がいい」とブルペンでの“追試”も課されたという。
20年オフに日本ハムを戦力外となり、昨季ヤクルトに加入。現在下半身の張りで田口が別メニュー調整をするなど、ヤクルトの左腕は手薄で、「左ピッチャーは少ないので、非常にそういう意味ではチャンスがあるのかなと」と指揮官。
「やっぱり左ピッチャーということで、やっぱり左バッターというところを意識してもらいたいと思っています。となると、やはり曲がり球、スライダーであったり、打ち取る変化球、左バッターを打ち取る変化球を身に着けるのが一番かなと思います。そこができれば、なんとかとは言わないですけど、生き残っていく大きな道になるんじゃないかなと思います」と期待を寄せた。





