新庄監督は前阪神・高野の人間性も評価「ああいう姿勢がユニホームを脱いだ後にプラス」
「12球団合同トライアウト」(8日、メットライフドーム)
日本ハム・新庄剛志監督(ビッグボス)が視察に訪れた。
シート打撃形式で行われた選手のプレーに熱視線。午前の部が終了した後には「全員欲しいですね。(自身が)プロ野球選手になりたくて受けて、気持ちがすごく分かる。少しでもいいところを見ていた」と語り、気になった選手として前阪神の高野、前オリックスの金田、前楽天の中村、前巨人の山下の名前を挙げた。
新庄流のチェックポイントも明かした。高野については「台湾まで行って、また修行して、戻って来て、彼もラストだと思うが、そういう気持ち。結構大事にしたいタイプだし、しっかりマウンドにも僕たちにも挨拶して。ああいう人間性が大事だと思う」と評価。「ああいう姿勢がユニホームを脱いだ後もプラスになる。去年より球のキレは全然よかったですよ」と称賛した。
また、野手については注文も忘れず。「足の回転、足の速い選手と肩の強い選手は衰えがない。まだ若いし。結果はどうでもいい。いかに早いタイミングでブワッと振れるか見ていた。ちょっとタイミングは遅いし、打ち損じも多い」と指摘。また、守備面についても「練習とか投球練習のアピールが少ない。(自身が)外野手なんでもともと。打球が当たる前にスタート切っている選手が少ない。ふたりいましたけどね。そういうところ。実力はある。何かをきっかけに変えられる」と語っていた。