日本ハム・新庄BB “ガッツポーズ”のススメ 選手たちへインスタから“遠隔指令”

 ガッツポーズをする現役時代の新庄BB
 現役復帰を目指しトライアウトに出場、左前適時打を放ち喜ぶ新庄BB=20年
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 日本ハムの新庄剛志ビッグボス(49)が18日、活発に更新を続けている自身のインスタグラムを通じ、選手たちへ“ガッツポーズ”のススメを説いた。試合観戦で球場に訪れるファンサービスのためにも、選手たちがプレー中に喜びの感情を大胆に表現することを推奨。一方で、細かい“ご法度”行為も列挙し、意識改革を促した。

 SNSを介したビッグボス流の“遠隔指令”が、この日も選手たちに下った。インスタグラムに「ファイターズの選手へ」と書き出した投稿。アップした動画には阪神時代のヤクルト戦のニュース映像が映し出される。

 動画では、まず南牟礼が適時二塁打を放ち派手にガッツポーズ。さらにビッグボス自身も技ありの適時打で続き、ベース上でペロリと舌を出して大笑いする愉快なシーンだ。

 14秒と短い動画だが、ビッグボスらしいファンサービスへの思いが詰まっている。「ピッチャーも野手も 嬉しかったら、素直にベース上で喜びを表に出しなさい そうすることによってベンチもスタンドも盛り上がる」と諭すように持論を展開。選手には、プレー中に気持ちを前面に押し出すことを求める。

 指令はこれだけで終わらない。続けて提示したのは「ただし、ホームラン打った後のカメラに向かってのリアクションは×」という禁止事項だ。

 例えば、阪神の佐藤輝が本塁打を放った後に、カメラに向けて決める「Zポーズ」などは自チームでは禁止?の方針のよう。まずは球場を訪れた目の前のファンを楽しませる意図がありそうで、西武・山川の「どすこいポーズ」や、オリックス・杉本の「昇天ポーズ」など“球場一体型”ポーズはセーフかもしれない。

 禁止事項は他にもあり、「他のチームがやっている真似はしない!!」とあくまでパフォーマンスはオリジナリティー重視を強調。さらに「セカンドランナーに出た時に相手選手に向かってヘルメットを触り挨拶(あいさつ)する必要なし」と球界の慣例を否定した。あくまでプロ同士の真剣勝負-。ファンサービスは重視しつつも、他チームの選手とのなれ合いは求めない。勝負師としての指揮官の一面も反映されているようだ。

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