引退発表の鳥谷が鉄人とも呼ばれた歩みとは 「感謝しかありません」というプロ18年

 ロッテは31日、鳥谷敬内野手(40)が今季限りで現役引退することを発表した。この日、鳥谷から球団に申し入れがあり、引退会見は後日行われる。

 鳥谷は球団を通じて「皆様の支えと応援のおかげで試合に出続けることが出来て、プロ野球選手 鳥谷敬の形を作れたのだと思います。感謝しかありません。18年間ありがとうございました」などとコメントを発表した。

 以下は鳥谷のプロ入り後の主な経過。

  ◇  ◇

 ◆2003年11月19日 ドラフト会議の自由獲得枠で阪神の指名を受け入団。

 ◆04年4月2日 巨人との開幕戦(東京ドーム)に「7番・遊撃」で初出場初先発。ドラフト制後では球団新人5人目の開幕野手スタメン。初安打も記録。

 ◆同9月9日 ヤクルト戦(甲子園)から連続試合出場スタート。

 ◆05年7月 初のオールスター出場。

 ◆同9月29日 2年目で初の優勝。

 ◆08年 自身2度目の全試合フルイニング出場。ベストナインを初受賞。

 ◆09年11月 引退した赤星憲広の後を継ぎ、チーム選手会長に就任。

 ◆10年7月20日 広島戦(甲子園)で、球団史上初となる延長戦での逆転サヨナラ本塁打。

 ◆同8月 月間43安打の球団新記録。

 ◆同10月2日 広島戦(マツダ)で、遊撃手としてプロ野球史上初のシーズン100打点(最終104打点は自己最多)。

 ◆同5日 ヤクルト戦(神宮)で通算1000安打。

 ◆11年9月3日 国内FA権を取得(行使せず残留)。

 ◆11年 自身初のタイトルとなる最高出塁率を獲得。プロ8年目でゴールデングラブ賞を初受賞、2年連続3度目となるベストナインも受賞。

 ◆12年 チームがキャプテン制を導入したのに伴い、野手キャプテンに選ばれる。

 ◆同8月 海外FA権を取得(前年と同じくFA権を行使せずに残留を表明)。

 ◆13年 藤川球児のメジャー移籍に伴い、チームキャプテンに選ばれる。

 ◆同9月16日 ヤクルト戦(神宮)で、球団史上最長の47試合連続出塁。

 ◆13年 球団新記録のシーズン104四球。2年ぶり2度目のゴールデングラブ賞。

 ◆14年 10年連続全試合出場。自己最高の打率・313をマーク。CSで巨人を破り、9年ぶり2度目の日本シリーズ出場。シーズン終了後に海外FA権行使を宣言。しかし、条件面で折り合いがつかず阪神に残留。

 ◆16年 チームキャプテンから野手キャプテンに変更。

 ◆同7月24日 広島戦(マツダ)で、12年開幕戦から続いていた連続フルイニング出場が667試合で止まる。

 ◆17年4月19日 中日戦(ナゴヤドーム)で、1767試合連続出場。金本監督が現役時代に達成した1766試合を上回り、史上2位となる。

 ◆同5月24日 巨人戦(甲子園)の五回に吉川光から顔面に死球を受ける。試合後に鼻骨骨折が判明したが、翌25日以降の試合にもフェースガードをつけて連続試合出場を継続。

 ◆同7月 2年ぶり7度目のオールスター出場(三塁での選出は初)。

 ◆同9月8日 DeNA戦(甲子園)で史上50人目、球団2人目の通算2000安打。

 ◆同18年5月29日 ソフトバンク戦に欠場。連続試合出場は1939、シーズン全試合出場は13シーズンでストップ。

 ◆同10月4日 ヤクルト戦で通算2065安打。藤田平の持つ球団歴代最多安打記録(2064安打)を更新。

 ◆19年3月29日 ヤクルトとの開幕戦でスタメンから外れる。

 ◆同8月29日 球団と会談。

 ◆同31日 自身の口から阪神退団を表明。

 ◆20年3月10日 ロッテが獲得表明。

 ◆21年3月26日 ソフトバンクとの開幕戦で「7番・遊撃」でスタメン出場。39歳9カ月での遊撃開幕スタメンは歴代最高齢。

 ◆同5月25日 ロッテ移籍後初の甲子園での阪神戦。七回に代打出場してタイムリー。

 ◆同10月31日 今季限りでの現役を引退を発表。

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