今夏4強の近江が執念で8強入り 6点差逆転されるも、2点追う九回に再逆転

 「秋季高校野球近畿大会・1回戦、近江11-10社」(18日、皇子山球場)

 近江が一時は最大6点差を逆転されるも、執念で再びひっくり返し準々決勝進出を決めた。

 両チーム合わせて21安打21四死球21得点の攻め合いとなった。近江は初回に3点を先制すると、2点リードの五回にも2本の適時打で4点を加え、一時は6点差に広げた。

 しかし、勝利の女神は簡単にはほほ笑まない。五回に2つの暴投などで一挙5点を許し1点差。八回に1点を加えるも、社の流れは止まらず。相手エース・芝本の左越え2点適時打などで4失点を喫し、逆転を許した。

 最大6点差を逆転した社を球場全体が称える中、近江は諦めなかった。「(逆転されたのが)八回裏でよかったです」と多賀章仁監督。攻撃前にナインは円陣を組み直した。主将の山田陽翔投手(2年)も「点の取り合いになると予想していたので」と落ち着いていた。

 3つの四死球で2死満塁を作ると、「後悔しないスイングをしよう」と中瀬樹内野手(2年)が打席へ。2ストライク2ボールからの5球目。低めの直球をたたき、逆転の中越え適時打を放った。

 「緊張したけど、攻めの気持ちを意識して打てた」と中瀬。土壇場で試合をひっくり返し、勝利をもぎ取った。指揮官は「予想もしていなかったゲーム展開」と目を丸くし、「次につなげてくれる」と、勢いのつく逆転劇を果たしたナインを称えた。

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