楽天の自力Vが消滅 石井監督「あんまり気にしてない」 ロッテに今季負け越しも決定
「ロッテ4-1楽天」(11日、ZOZOマリンスタジアム)
なすすべもなく相手先発に完投星を献上した。首位・ロッテとは4差に突き放され、楽天は自力優勝の可能性が消滅。石井監督は「あんまり気にしてないかな。それは数字を計算する人がしてくれればいいので」と前を向いたが、厳しい現実に直面した。
この日は9月の月間打率・063で苦しむ浅村を3試合ぶりに先発起用。初回にいきなり左前打を放ったがその後は凡退。七回まで二塁すら踏ませてもらえず、八回、島内のソロで1点を返すのがやっと。指揮官は「低めに丁寧に投げられた印象はあります」と険しい表情で語った。
ロッテ戦は2006年に9連敗して以来の8連敗となり、6勝13敗1分けで今季のカード負け越しが決まった。それでも「ここからまだロッテとは戦いがある。なるべく小さく負け越すことは目標としてできるので」と切り替えた指揮官。試合終了直後も九回先頭で安打を放った代打・和田に拍手を送り、敗戦にあっても選手をねぎらう姿が印象的だった。