星稜が石川大会を辞退 複数部員がコロナ感染、22日準々決勝は不戦敗に

 石川県高野連は21日、野球部員6人が新型コロナウイルスに感染したとして星稜が開催中の夏の石川大会を辞退することを発表した。同校は初戦だった鶴来との2回戦を1-0、羽咋との3回戦を5-4といずれも接戦で勝利して8強入り。22日には準々決勝に挑む予定だったが、対戦相手・遊学館の不戦勝となることが決まった。

 鍋谷正二校長と林和成監督は連名で「甲子園大会出場に向け、野球部員が一丸となって日々鍛錬を続けていた姿を見てきた私たちにとりましては、苦渋の決断となりましたが、皆さまにはどうか温かい心でご理解いただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」とコメントを発表した。

 夏の甲子園には18、19年と2年連続で出場中。19年は奥川恭伸(ヤクルト)を擁して準優勝に輝き、今夏の石川大会でも優勝候補の一角と目されていた。コロナ禍で中止となった昨夏を挟んで3大会連続となる夏切符を目指していたが、思わぬ事態で阻まれることになった。

 なお、同校の出場辞退を受け、22日は金沢-鵬学園のみを実施。準決勝は24日、決勝は26日に開催予定となっている。

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