報徳学園・向高が10奪三振で完投勝利「三振は狙っていなかったです」
「高校野球兵庫大会・4回戦、報徳学園7-1県芦屋」(21日、明石トーカロ球場)
報徳学園は同点の四回に3連打と相手失策などから一挙に4点を奪い、八回には向高の犠飛などで加点。
投げては向高が8安打を浴びながらも10奪三振の力投で完投勝利した。
県芦屋は上野が力投するも守備の乱れが痛かった。
報徳学園の大角健二監督は向高について「ストライク先行の守りやすいリズムを作ってくれた。変化球でカウントを取れるのが特徴。(打線は)インサイドを見せられると苦しいという経験ができたことは大きいと思います」と次戦以降の課題を挙げた。
向高は「序盤は甘くなったストレートを待たれていた。変化球の割合を多くして、相手打者に迷いを与える意識で投げたのが良かった。三振はまったく狙っていなかったです。(エースの)久野にいい状態で投げさせようとみんなで話していた。完投して温存できたのは良かったと思います」と笑顔で振り返っていた。