「楽天４－１日本ハム」（１８日、東京ドーム）

　リベンジを期す相手を返り討ちにした。楽天のドラフト１位・早川（早大）がプロ入り後自己最長の８回を投げて６安打１失点。３月２８日にプロ初勝利を挙げた日本ハム相手にまたしても好投し、２勝目を挙げた。

　終始ボールに力があった。初回２死から近藤に先制弾を浴びたものの、「後半はしっかりと腕を振って前半より強いボールを投げられた」と納得顔。直球は七回に投じた８９球目でこの日最速１４９キロを計測。カットボールも今季自己最速の１４２キロをマークした。

　前日には田中将が日本復帰後初登板。登板前日だった左腕は「余裕を持って見ることはないと思います」と語っていたが、「実戦を１カ月離れた中でも、しっかり試合をまとめてくるあたりはすごい」と胸を打たれてマウンドに登った。

　その田中将が成し遂げたプロデビューから４戦目での完投星はならなかったが、初完投も初完封も時間の問題。そう感じさせてくれるピッチングだった。