巨人・原監督 コロナ禍にも「動ずることなくね、1ティームで戦う」

試合開始直前、腕組みをしてグラウンドを見つめる原監督(撮影・伊藤笙子)
試合前、円陣を組む巨人ナイン。右端にウィーラー=東京ドーム(撮影・伊藤笙子)
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 「巨人2-1ヤクルト」(4日、東京ドーム)

 チームから新型コロナウイルスの陽性者が出て、急なメンバー変更を余儀なくされた巨人の原辰徳監督は“1ティーム”を合言葉に、前を向いて乗り越えていくことを誓った。

 この日の試合前の段階で丸、中島の2人の2選手の陽性が判明。さらに試合後には、直前にスタメンを外れたウィーラーと、再検査の対象となっていた若林の陽性が発表された。最も打線で好調だったウィーラーを筆頭に、主力を担う選手たちだ。

 陽性者が出たことを、確定的に把握したのは試合当日だったと振り返った原監督。「最善を尽くしてやっている中でね、まぁ、どういう状況になってもやっぱりわれわれは前を向いて戦うというね」と語った。この難局に「今年、1ティームというものをね、スローガンとして掲げてね、戦っているわけですから。そういうことにはね、やっぱり動ずることなくね、1ティームで戦うという、まぁ気持ちをまた新たに強く持つということでしょうね」と話した。

 この試合では、ウィーラーにかわってスタメンでレフトに入った立岡がダイビングキャッチでピンチを救った上で2打数1安打。一塁に入った香月も五回に二塁打を放った。2人とも、新型コロナウイルスの影響を受けた「特例2021」で昇格した選手だ。

 1軍に上がってすぐの活躍に指揮官も「ファームの教育というか、練習というかね、そういう点で感謝するところですね」と口にしていた。

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