オリックス・ドラ3来田“親孝行”でもロッテ・ドラ2中森に負けん
オリックスからドラフト3位で指名された来田涼斗外野手(18)=明石商=が3日、神戸市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金5000万円、年俸500万円で仮契約を結んだ。背番号は「38」。高校のチームメートでロッテから2位指名された中森は実家の建て替えを約束したが、来田は母親に水回りのリフォーム、父親には新車をプレゼントすると宣言した。(金額は推定)
仮契約を済ませた来田が、チームメートでロッテからドラフト2位指名を受けた中森へのライバル心?をちらつかせた。
先日、中森が仮契約の場で「両親に家を建て替えてあげたい」と宣言。その話を知っていたという来田は「(中森と話を)合わせてないです」と言いながらも、「お母さんには家の水回りのリフォームを。お父さんにはライザップ…というのは冗談で(笑)。いい車を買ってあげようかなと思っています」と対抗した。
1年時からチームの中心選手として切磋琢磨(せっさたくま)してきたライバル。プレーはもちろんのこと、“親孝行”でも負けるつもりはない。
話を聞いてみたいと語っていた吉田正との初対面については、「いきなりトレーニングの話とかは堅いので、まずは好きなご飯の話から」。大好物である母・理絵さんの手作りカレーを持参し、「代わりにいろいろ教えてほしい」とかわいらしい交換条件を提示した。
天然な一面も見せた来田だが、プロとしての覚悟はできている。「2、3年目と言わず、1年目から開幕1軍を目指したい。いずれはトリプルスリーを狙っていきたいです」。高校野球界をけん引してきた男が、プロ野球界を代表するリードオフマンへ成長していく。