「日本シリーズ・第３戦、ソフトバンク－巨人」（２４日、ペイペイドーム）

　ソフトバンク工藤公康監督（５７）が史上初の快挙に挑む。巨人との日本シリーズは、第１戦から投打に圧倒しての連勝スタート。第３戦からの舞台はシリーズでは２０１１年の第７戦から１４連勝中のペイペイドーム。白星を並べて伝説的な日本一を成し遂げる。チームは２３日、大阪から福岡に移動した。

　過去に例のない２年連続の４連勝での日本一を狙う。「一戦必勝でいかないと。短期決戦はどこでどう変わるか分からない。過去にもそういう試合がありますし」と工藤監督。現役時代は１４度も日本シリーズに出場し１１度の日本一。監督としては昨季までの５年間で４度の日本一を達成。一つの試合、一つのプレーで流れが変わることを身をもって感じてきた。

　現在、ポストシーズン１４連勝中で、日本シリーズも１０連勝中。いずれも最長記録を更新し続けている。積み重ねてきた白星が途切れれば流れを失いかねない。「まずは明日どう戦っていくか。明日だけに集中して、目の前の試合を戦っていく」と気を引き締めた。