「東京六大学野球、立大４－２法大」（３１日、神宮球場）

　オリックスからドラフト４位指名を受けた立大・中川颯投手（４年・桐光学園）がドラフト後初登板で３回無失点と好投した。

　四回から登板し、右下手投げからキレのある球で許した走者は三塁内野安打の１本のみ。今季初勝利を手にした。

　今秋は不振でベンチを外れるなどふがいない投球が続いていた。心が晴れない中で運命を迎えたが、「思っていたより早く呼んでいただいて」と望外の４位指名。「気持ち的にも解放された感じでは投げられた」と球速以上の威力で相手を圧倒した。

　ライバル校のエースらは早大・早川（楽天１位指名）、明大・入江（ＤｅＮＡ１位指名）、法大・鈴木（ロッテ１位指名）、慶大・木沢（ヤクルト１位指名）と最上位指名を受けた。「４人がドラフト１位でいったと思うんですけど、意識しないように」。サブマリンはプロ入り後に浮上してみせる。