日本ハム・中田 フェン直打&激走4年ぶり盗塁!チームは5割復帰
「日本ハム4-0楽天」(3日、札幌ドーム)
主砲が打って走っての大暴れだ。日本ハム・中田が100キロ超の巨体を揺らしての激走を披露。チームを快勝に導く活躍で本拠地を沸かせた。
まずはバットだ。先制直後の初回1死二塁。昨季4打数無安打の松井から左翼フェンス直撃の適時打。「勢いに乗れてよかった」と満足げな表情だが、見せ場は続く。
次打者・近藤の打席で果敢にスタート。近藤は空振り三振に倒れたが、捕手・足立がボールを落球して送球できず。「必死すぎて見ていない」。全力で二塁ベースに突っ込んだ。
16年7月20日の楽天戦以来、4年ぶりの盗塁にも「もうしない。ケガしちゃうから」とおどけた中田。それでも「個人的にはすごくうれしかった」と白い歯を見せた。
三回にも中犠飛を放ち、この日2打点。絶好調の主砲に栗山監督は「調子のいいということは走れること。今の状態を象徴している」とうなずいた。勝率5割に復帰。上位浮上を狙う上で、4番の活躍が頼もしい。