DeNAでブレークの平良 天敵は阪神・大山 今季の活躍を振り返る
「ヤクルト0-4DeNA」(9日、神宮球場)
DeNAの先発・平良が7回無失点と素晴らしい投球で、3勝目を挙げた。8試合登板し、全試合でクオリティスタート(QS=6回まで自責点3以内に抑えること)と、抜群の安定感を発揮している。
防御率は1・72となり、巨人のエース・菅野を抜いてセ・リーグトップに浮上した。「すごいうれしいですけど、もう一度しっかりと自分の投球を見つめ直して、改善できるところを改善していきたい」と喜びながらも、さらなる向上心ものぞかせていた。
今季のこれまでの投球を振り返ると、今季の2敗はいずれも阪神戦でのもの。どちらも大山に試合を左右する打点を許している。対阪神は3試合登板し1勝2敗。なお、今季の大山との対戦成績は6打数3安打で打率・500。
▼6月21日 広島 6回1失点
~広島・森下との投げ合い。援護なくリードを許したまま降板したが、九回に逆転サヨナラでチームは勝利した。
▼6月28日 阪神○6回1失点
~初回に失点するも、直後に打線が3点援護。以後は失点を許さず。
▼7月5日 ヤクルト○7回0失点
~散発の3安打。四球もなしという素晴らしい投球。
▼7月12日 阪神●6回1失点
~六回に大山に許したタイムリーが響き初黒星。
▼7月19日 巨人 6回2失点
~勝利投手の権利を持ち降板したが、九回に山崎、国吉が打たれチームは敗戦。
▼7月26日 広島 7回1/3 3失点
~八回途中まで投げ走者を残して降板。しかし、救援陣もつかまり八回5失点、九回5失点で大逆転を許した。
▼8月2日 阪神●7回2失点
~五回まで無失点投球も六回、大山に許した2点タイムリーが決勝打となる。
▼8月9日 ヤクルト○7回0失点
~四回までノーヒット。五回の1死一、二塁を切り抜けた。