巨人・大江がプロ初勝利 高卒4年目、3連投で白星呼んだ「うれしい気持ちいっぱい」

 「巨人2-1広島」(31日、東京ドーム)

 巨人は5人の救援投手が救世主に変身し、ヒーローになった。先発の畠が自身2度目の危険球退場で緊急降板した後、鍵谷-大江-大竹-高梨-中川と執念のリレーで1点差を守り、チームの3連敗を阻止。高卒4年目の大江がプロ初勝利を挙げた。

 「うれしい気持ちでいっぱいです。今は頭が真っ白で何を考えていいか分からない…」

 五回途中1安打1失点と好投の畠からバトンを受けた鍵谷が、その後を無失点に抑えて嫌な流れを払しょく。六回から登板した3連投の大江もスコアボードに「0」を刻み、楽天からトレードで加入した高梨は移籍後初登板から6試合連続無安打無失点を継続だ。

 救援陣は10日・ヤクルト戦(ほっと神戸)から“ブルペンキャッチボール”を導入。試合前練習の後にブルペンに入り、傾斜を使って投球することで体重移動が確認でき、準備効率が上がっている。

 開幕34試合で中継ぎの防御率は3・26。原監督は「宮本(投手チーフ)コーチの育ての、教えのたまものでしょう」と持ち上げた。

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