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先天性脳性まひの渋谷・中川 夢叶った!車いすでベンチ入り、大声でチームを鼓舞

 「高校野球大阪大会・2回戦、渋谷13-0成城」(29日、豊中ローズ球場)

 高校野球の今夏の甲子園大会、地方大会の中止を受けて各高野連が独自に開催する代替大会が29日、各地で行われ、大阪大会では渋谷の中川慶人選手(3年)が、脳性まひにより車いすながらベンチ入りを果たし、大勝に一役買った。鹿児島大会決勝では神村学園が国分中央に12-2で勝った。

 チームの一員として、ベンチの一番右端から声を張り上げた。車いすの野球部員、渋谷の中川は、今大会初めて与えられた背番号「15」のユニホームを着て、力の限り声で仲間を鼓舞した。

 「自分はプレーができないので、声を出すことが役割だと思います。(きょうの試合は)テンション上がりました!」。コールド勝ちで終えた試合後、中川は満面の笑顔でチームの勝利を喜んだ。

 昔から、野球部に入るのが夢だった。生まれつきの脳性まひにより、左手と両足がうまく動かせない。それでも「とにかく野球が好きなので」と渋谷野球部の門をたたき、約2年半自分にできることを精いっぱいやってきた。

 この日、中川は「みんなと同じように気合入れなあかん。自分だけ特別扱いはダメなので」と人生初の“丸刈り”で試合に挑んだ。同じようにプレーはできなくても、内に秘める熱い思いは同じ。「最後は勝って笑顔で」-。自分にとって特別な最後の夏、声が枯れるまで全力を尽くす。

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