ソフトバンク・石川 テンポよく2勝目 7回2安打1失点11K

 「ソフトバンク6-1楽天」(12日、ペイペイドーム)

 目を離す隙がないほどのテンポの良さだった。ソフトバンク・石川が今季最長の7回を投げ、2安打1失点で2勝目。11奪三振の力投で、チームを今季初の3連勝、6月25日以来の勝率5割に導き「なんとしてでも勝つ、当たって砕けろという気持ちで投げた」と胸を張った。

 一回の3者連続三振を皮切りに、四回まで12人の打者を相手に10三振を奪い、一人の走者も許さない。1試合19奪三振のプロ野球記録更新さえ予感させる快投だった。五回に初安打を許すとさらに適時二塁打を浴びたものの、ここで踏ん張り、流れを渡さなかった。 無観客試合は「(気持ちの)持っていき方が本当に難しかった」と言う。今回は約5000人が見守る中で水を得た魚のように躍動。「やっぱり見えない力を感じた」と、ファンに感謝した。

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