「阪神２－１ＤｅＮＡ」（１２日、甲子園球場）

　鬼気迫る投球の前にＤｅＮＡが屈した。リーグ屈指の強力打線が阪神・岩貞の前に沈黙。ラミレス監督は「単純に岩貞がすごくよかった」と厳しい表情を浮かべた。

　四回まで無安打。八回２死から初めて得点圏に走者を置いた。投手がスアレスに代わった九回に１点を返し、今季初の完封負けは阻止したが…。「低めを我慢してストライクを振っていくのが戦略だったが、その低めを振ってしまった」と脱帽するしかなかった。

　オースティンは２試合連続ベンチ外。１０日の試合で痛めたとみられる右手の状態が回復せず、１４日からの名古屋遠征参加は「検討中」と指揮官。出場選手登録抹消の可能性も出てきた。