楽天・則本昂、開幕3連勝 本拠で快投!チーム首位タイ浮上!
「楽天3-1ロッテ」(3日、楽天生命パーク宮城)
アクシデントを乗り越え、楽天のエース・則本昂が開幕から3連勝を飾った。6回2/3を1失点。「調子はあまり良くなかった」と振り返りつつも「試合をつくれたのは良かった。このまま継続して、結果を残していきたい」。楽天の開幕投手の3戦3勝は11年・岩隈、16年の自身に並ぶ球団最長記録となった。
三回まで無安打投球の完璧な立ち上がりも四回、先頭・荻野の打球を右手に当てた。「(打球を)止めたいというか、少しでも打球(の勢い)を殺したいなという気持ちで、とっさに出てしまった」。一度はベンチに下がったものの大事には至らず、今季自己最多の118球を投じた。
エースの座を確立しても、向上心が衰えることはない。登板後には、今季から加入した涌井と反省点などを話しているという。「お互い、高め合えているのかなと思います」とし、「競い合える選手が多ければ多いほど、チームは強い。チームとしてそういう環境づくりができれば」と、中心選手としての強い意志をのぞかせた。
チームは再びロッテと同率首位に並んだ。三木監督は「低めに丁寧に、工夫して投げていた。気持ちも強くて、信頼できるエースだと改めて思った」と感服の表情。敗れれば今季初の連敗となる一戦で見せたエースの力投。4日に今季初先発する岸に、最高の形でバトンを渡した。