ヤクルト・石川、5四球を反省「投手有利のカウントに持っていけなかった」

 「練習試合、ヤクルト1-4楽天」(12日、神宮球場)

 練習試合が再開されて、初めて迎えたナイター。終盤からは雨が降り始め、試合はそのまま惜敗。開幕投手・石川の最終調整となったマウンドは、結果以上に5四球の内容が重たくのしかかった。

 “らしさ”と“らしくなさ”があふれた83球だった。80球をメドに4回2/3を投げ3安打2失点。だが結果以上に、「投手有利のカウントに持っていけなかった」と5四球を悔やんだ。それでも四回の1死満塁のピンチは併殺打で防ぐ“らしい”投球も見せ、「今年は神宮開幕。なんとか高津監督に初勝利をプレゼントできるように、残り一週間調整していきたい」と誓う。

 高津監督も「四球、四球はらしくないけど、出したところで失点を防いでいくのは彼らしかった」と振り返った。好不調の波を幾度となく経験しているベテランは、「シーズンでもこういう日がある。走者を背負っても『低め』の意識で投げた」と前を向いた。

 試合には敗れたものの、六回からのリリーフ陣は無安打リレーでつないだ。梅野-長谷川-マクガフ-石山と凡打の山を築き、高津監督も「(勝っている状態で)逃げ切れる投手をそろえておかないといけない。今日の形に持ち込むのは作戦です」とニヤリ。ソフトバンクの育成出身の新戦力・長谷川の勝利の方程式入りを示唆した。

 また上半身のコンディショニング不良で欠場となった山田哲については、大事をとった形と強調。「1番大事なのは来週からの開幕。万全で迎えるために休ませました」とし、13日以降についても「状態を見てから」と話すにとどめた。

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