ヤクルト・嶋 ドラ1奥川に太鼓判「イメージよりはるかに上」ブルペンで実感
ヤクルトの嶋基宏捕手(35)が11日、ドラフト1位の奥川恭伸投手(19)=星稜=の活躍に太鼓判を押した。生きたボールを通した“会話”。8日にブルペン入りし、初めてバッテリーを組み「素晴らしい投手。正直イメージよりはるかに上でした」と魅力を知るには十分な時間だった。
嶋は3月に右手親指付近を骨折。リハビリ生活を順調に終え、それは戸田で巡ってきたまたとない機会だった。実際にブルペンで奥川の投球をミットで感じ、真っ先に目尻を下げたのは「球のスピン」だ。そして「フォークを投げ始めたみたいなんですけど、その精度も高いなと感じました」と絶賛した。
奥川の憧れは田中将大(ヤンキース)だ。嶋が楽天時代、支え続けたエースでもある。「田中とはタイプが違うかな」と切り出すと言葉を続けた。「でも実績を積んでいけば、ヤクルトのエース…日本のエースになれる投手だと思います」。今度はヤクルトで光り輝く原石と共に、一歩ずつ前へ。これまで培ってきた経験を伝え、支えていく。