巨人・原監督 来季先発は菅野とサンチェス2本柱「競いあってほしい」
巨人の原辰徳監督(61)は13日(日本時間14日)、優勝旅行先のハワイで新外国人のエンジェル・サンチェス投手(30)=前韓国SK=の入団を歓迎した。菅野と勝ち星を競わせ、先発2本柱としてリーグ連覇の原動力となることを期待した。
メジャー移籍が濃厚な山口の穴は埋まったと言わんばかりに活躍を予告した。優勝旅行先のハワイでゴルフをラウンド後、「よかったよ。いいコンディションだったらそこそこやるよ」と笑みをこぼした。
投手補強では最もほしい戦力として獲得に全力を尽くしていたという。“打高投低”といわれる韓国プロ野球で今季リーグ2位の17勝の成績を残した助っ人に対し、交渉時から先発での起用プランと来季年俸に破格の3億4000万円を提示。「かなり争奪戦はあったようですけど、うちが選ばれた」と、興味を示していたメジャー球団との競争に勝利したことを安どした。
来季は菅野の対抗馬として切磋琢磨(せっさたくま)する青写真を描く。「智之と競いあってほしい。そうすれば、そこそこのものがでるでしょう」とニヤリ。メルセデスと同じドミニカ共和国出身で日本に順応できるとみている。「早く日本語を勉強して話せるようになりたい」とまじめな一面もある新助っ人が先発陣の重要なピースになる。