ロッテFAの楽天・鈴木 背番号は「7」に気合と覚悟 4年総額7億円で契約
ロッテから国内FA権を行使して楽天に移籍した鈴木大地内野手(30)が27日、楽天生命パーク宮城に隣接するイーグルスドームで入団会見を行った。会見に同席した石井一久GM(46)は、チームの司令塔としての役割を期待した。
4年総額7億円で正式契約を交わし、背番号はロッテ時代と同じ「7」に決定。今季は辰己がつけていたが「(空き番号の)8番、僕好きなんですよね」と変更を快諾。鈴木も「昨日、辰己君と会って感謝の気持ちを伝えた」と愛着のある背番号を喜んだ。
楽天では松井稼頭央(現西武2軍監督)もつけたファンにも人気の番号。それだけに「つけるだけではダメ。すべての方に認めてもらえるような姿を見せないといけない」と覚悟の程を示した。
三塁手として、そしてチームリーダーとしても期待がかかる。石井GMは「内野の中に司令塔のような選手がいた方がいい。鈴木選手は前面に出てチームを鼓舞することができる選手」と、その存在感を評価した。
抽選で選ばれたファン50人を前にしての会見。自身のボードを掲げるファンへ「不安もあったが『よし、やってやるぞ』と、今この瞬間からなった」と鈴木。「東北の皆さんに多くの感動、勇気を与えられるように頑張りたい」。熱い魂の男が、チームを次のさらなる高みへ引き上げる。(金額は推定)