ロッテ鈴木が初の月間MVP 「不思議な力が出た1カ月」
ロッテ・鈴木大地内野手(29)が9日、6月度「大樹生命月間MVP賞」(打者部門)を受賞し、ZOZOマリンスタジアム内で喜びの会見を行った。
「取ってみたい賞だった。心からうれしい」と話したように、初の受賞となった。
6月は全22試合に先発出場。打率・344、32安打、7本塁打、21打点、1盗塁の成績をマークした。
本塁打(トップタイ)、塁打(61)、長打率(・656)はリーグトップだった。
鈴木は「不思議な力が出た1カ月だった」と振り返ったが、その“不思議な感覚”は6月16日の中日戦(交流戦)に凝縮された。
5点を追う七回に本塁打。2-7の九回には先頭打者で2打席連続の本塁打、1点差に迫った2死満塁でサヨナラ打を放った。
「(チャンスが)回ってくるなと思っていたら回ってきた。不思議な1日だった。(これまでの)野球人生からトップのゲームだったと言える」
開幕はスタメンを外れたものの、鈴木は「1日1日、今日やれることを全力でやろう」と心がけてプレーを続けた。不断の努力のたまものだ。
鈴木にはパシフィック野球連盟から記念盾、大樹生命保険株式会社から賞金30万円とトロフィーが贈られる。