オリックス異例!野手全員指名練習 風岡ヘッド「こんな状況で休んでられますか?」
オリックスは23日、大阪市内にある舞洲室内練習場で指名練習を行った。指名練習とは通常は若手を中心にピックアップされた選手だけで行うものだが、ロメロ、マレーロの外国人も含め、異例の野手16人全員が参加した。
風岡ヘッドコーチは「こんな状況で休んでられますか?」と報道陣に向かって逆質問。チームは最下位に沈み、打線は20試合連続1桁安打と低迷が続く。1963年の28試合連続(当時阪急)以来の「20」の大台。西村監督は通常の指名練習でとの指示だったが、コーチ陣で話し合った結果、全員に体を動かすことを課したという。
選手も感じるところがあった。チームで唯一、全試合出場を続ける吉田正は自ら打撃練習を志願した。
「しっかり調整して乗り越えられるようにやっていきたい。一つでも借金を返したい」
この日はドラフト2位・頓宮(亜大)も合流。22日のウエスタン・広島戦(由宇)で5打数3安打1打点、2二塁打と好調のルーキーを起爆剤に全員練習の成果を出す。