ソフトバンク・森 リーグトップタイの32S 守護神に「代役」の2文字はもう失礼

 「ソフトバンク2-0日本ハム」(23日、ヤフオクドーム)

 ソフトバンクの森唯斗投手が32セーブ目を挙げて、パ・リーグトップのオリックスの増井に並んだ。

 2点リードの九回にマウンドへ。先頭の近藤に四球、続く中田に内野安打を許して無死一、二塁。一発が出れば逆転のピンチだったが、1死二、三塁となってからの清宮との対決では敢えて高めを狙って投げた。「低めよりも高めの方が合わないと思った」。狙い通りの配球で高めのカットボールを振らせて三振に仕留めた。そして最後の打者の鶴岡は簡単に追い込み、3球目を打たせて遊ゴロに打ち取った。

 「冷静にいられたと思う。最初の頃のようにガチガチではない」。絶対的守護神のサファテが4月に離脱して以降、ずっと抑えを任されてきた。序盤はリリーフ失敗もあったが、球宴明けの後半戦は好投を続けている。8月以降は21試合に登板して2失点のみ。また、現在5連勝中のソフトバンクだが、すべて森がセーブを挙げている。西武戦3連敗のショックを引きずることなく、接戦を勝ち続けている。

 数字は気にしない。「セーブが増えるのは勝っているので、それはうれしい。だけどタイトルは考えない。シーズンが終わって、結果的に獲れていればよかったと思うくらい」。ただ、ガムシャラに右腕を振り抜くが、いまの森に「代役」の2文字はもう失礼だ。

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