大阪桐蔭が2度目の春夏連覇に王手 西谷監督「必ず日本一に」過去甲子園決勝は7戦7勝

先発し力投する大阪桐蔭・柿木=甲子園(撮影・山口登)
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 「第100回全国高校野球選手権・準決勝、大阪桐蔭5-2済美」(20日、甲子園球場)

 大阪桐蔭(北大阪)が済美(愛媛)を下して、決勝進出。史上初となる2度目の春夏連覇に王手をかけた。東北初の優勝が懸かる金足農(秋田)と21日午後2時から対戦する。

 先発した柿木蓮投手(3年)が二回に1点を先制されたが、6安打2失点。10三振を奪って完投でチームを決勝に導いた。

 打線も2-2の同点で迎えた五回、石川瑞貴内野手(3年)が勝ち越しの2点適時打を放った。2死満塁から遊撃の頭をしぶとく越える中前打で2者が生還した。さらに敵失で1点を加え、リードを3点に広げた。

 済美(愛媛)は二回無死一、二塁から先発としてマウンドに上がっている山口直哉(3年)の右前タイムリーで1点を先制。五回には、相手ミスに乗じて、ノーヒットで追いついたが、その直後、先発の山口直哉(3年)が3安打2四球と乱れ、さらに守備のミスもあって3点を勝ち越された。

 甲子園では春3回夏4回の優勝を誇る大阪桐蔭だが、決勝戦は7戦7勝。過去、一度も負けていない。

 春夏6度の優勝経験を持つ西谷浩一監督は、「昨年8月19日に負けて、新チームをつくったのが去年のきょう8月20日。その時に春夏連覇をしようと話した。明日は必ず日本一になりたいと思います」と必勝を誓った。

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